大学院 文芸学専攻

文芸学専攻紹介

文芸学専攻は本学のなかでは芸術学研究を対象とした唯一の大学院として1951年芸術学部に設置され、爾来五十余年の伝統を有する専攻である。

従来は文芸学科卒業生のなかからより高度の文芸研究を志す者の勉学の場として重要な役割を果たしてきたが、近年は他学科や他大学出身の院生が増加する現状にかんがみ、開講科目も文芸学関連の講義に限定せず他分野にかかわる授業も殖やしつつある。

従って文芸学専攻では創作・評論・文芸史・ジャーナリズムに関する文芸理論を幅広く研究することが可能であり、加えて現在映像芸術・造形芸術・音楽芸術・舞台芸術の四専攻が増設されたことによって、文芸学専攻は他専攻にまたがる学際的な視点で文芸の諸問題を研究することができるようになった。

その意味では文芸学専攻自身変貌期にあるが、良き伝統を守りながら時代の要請にこたえることで、新しい学問の分野を開拓しつつ、高度の創造的研究の場としてより充実させるべく努力している。