授業紹介

1.ゼミを中心とした実践的な創作の場

本学科は、文芸的な想像力と表現力を培うことを目的としています。文学研究の場である以上に、文学を紡ぎだす場であり、その領域は詩や小説、戯曲、批評にとどまらず、ジャーナリズムの世界にまで及んでいます。本学科の教育の中心にあるのが、1年次から基本的な授業科目として設けられている「文芸研究(ゼミナール)」。創作活動の指導と実践を目的に、創作合評や「ゼミ雑誌」の編集を行います。

2.充実の講義と演習科目

本学科のカリキュラムの特色として、幅広い文学ジャンルへの関心を深めるための演習や講義が充実していることがあげられます。文芸創作、ジャーナリズム、DTPなどの各分野について、専門的な知識と経験が身につく演習授業を数多く用意。書くことや発表することに積極的に取り組み、知的創造力にあふれた人材をめざします。

3.多彩な視点を養う特別講座/オムニバス授業

文学を深めていく準備として、文学への多様な入り口を知る授業を実施しています。複数の講師により開講されるオムニバス授業では、ひとつのテーマに対して多角的な視点からのアプローチを学ぶことができます。各界から著名な講師を招いて行う特別講座もあり、生きた知識が得られます。多彩なジャンルの文芸体験を通して、これから取り組む創作活動の方向性を探ります。

講座一覧

講座の一例

SF小説論Ⅰ・Ⅱ 青木敬士(教授)

「人ならざる存在」を仮定することにより、人類がいかにヒトの感覚にとらわれた見方で世界を把握しているかを明らかにする文学でもあるSFについての講義。ジャンルを越えた創作のヒントとなるよう、現実の技術革新の動向もからめつつ、空想にリアリティを与える手法を考える。

作家作品論Ⅰ・Ⅱ 谷村順一(教授)

近現代の日本文学作品を実際に読むことにより、創作過程における作家と作品との関係について考察を行い、作品理解をより深めていくことを目標とする。