芸術社会学特論 (三宅 理一)
通年 4単位 前期課程1・2年 選択科目 理論部門
■授業のねらい
本授業は、後期ルネサンスからバロック・ロココの時代の建築や都市、デザインの流れを東西交流のスケールで論ずることを主眼とする。
■授業方針
本講義は、春学期・秋学期を通じて15世紀後半から18世紀初頭にかけての建築、都市デザイン、工芸等を通したヨーロッパとアジアの交流を論ずることを目的とする。ヨーロッパにおいては15世紀末のレコンキスタ時代からの東西交渉に着目し、エチオピアやインド、そして中国と繋がる道を想定し、デザインの流れを追う。また、その後の重商主義に時代のグランド・デザインを眺め、バロックの形成と東西交流の関係を具体的に追う。ヨーロッパ・アジア双方のクリエーティブな動きがどのようにして伝播し、新たな芸術の形式を生み出したかを考える
■授業及び指導計画
<春学期>
1.レコンキスタとイエズス会の建築デザイン
2.リスボンからエチオピアへ(ゴンダール朝の宮殿建築)
3.ゴアとマカオ、平戸
4.シャトーの系譜
5.フィリベール・ドロリムからリシュリューへ
6.庭園(グロテスクの系譜)
7.ルーヴル宮殿の造営—1
8.ルーヴル宮殿の造営—2
9.イタリアとフランス(ベルニーニ)
10.バロックの都市造営
11.南米のバロック
12.金山と銀山(石見銀山とアウロプラート)
13.ヴォーバンの要塞都市
<秋学期>
1.明朝の都市デザイン
2.満洲族の都市と建築
3.ヌルハチと徳川家康
4.清朝のグランド・デザイン
5.李朝の建築と都市
6.景徳鎮と有田
7.マイセンとセーヴル
8.ヴェルサイユの造営—1
9.ヴェルサイユの造営—2
10.ガラスのデザイン(鏡の間)
11.ロココとシノワズリー
12.世界の七不思議
13.庭園の奇想
■テキスト及びサブテキスト:授業中に指示する
■成績評価:レポートによる
■Email:miyake@sfc.keio.ac.jp