マスコミュニケーション論(藤原成一)

通年  4 単位 前期課程 1 ・ 2 年 選択科目 理論部門


■授業のねらい
 マスメディアにおけるコミュニケーションとは何か。いまマスコミの中でアート表現はどういう状況にあるか。文学・映像・美術・デザインなどがメディアに有効に働きかけるにはどういう方法があるか。現代の芸術とメディアの関わりの中にそれぞれの分野の表現「文法」を考える。「発信する」アートの考え方と方法。


■指導方針
 文芸学や映像芸術・造形芸術の専攻者が参加するため(メディアミックスとして、それを歓迎する)、かつ研究系と制作系の専攻者が参加するため、指導はジャンル間の関連に意を用い、メディア交流によるプラス面をとりあげてゆく。物語と映像、文学と美術、文学と演劇、放送と文芸など、さらには二つ以上の分野のコネクションの有効性を、分野を超えて共同討議する。狭い芸術でなく、つねにマスメディアの中の芸術表現を問題とし、表現のアクチュアリティ、表現のリアルとは何かを考える。さらに、本年度は、参加メンバーによっては、コラボレーション・オブ・アートにチャレンジする。現代芸術の進むべき方向としてのコラボレーション・アートの創造。

■授業及び指導計画

<前学期>
1.受講者メンバーの確認、それによる講義の方針と内容の検討
2.状況とは何か、リアルとはどういうことか
3.現代マスメディアの状況、メディアのつくる状況
4.マスメディアの力、メディア人間ということ
5.マスメディアのつくるもの
6.マスメディアの中のコミュニケーション
7.コミュニケーションの文法
8.マスメディアと大衆意識・文化
9.メディアリテラシー、フォト・リテラシー、イメージ・リテラシーとは
10.メディアの文法、メディアの約束
11~15.個別発表


<後学期>
16.現代において表現とは。表現の文法
17.メディアのつくる大衆、大衆文化の文法
18.流行・ファッション・モードの文法
19.パブリックアートの文法
20.流行歌、大衆誌の文法、「大衆」というメディア
21.TVCMの文法
22.写真の文法、大衆映画の文法
23.物語、文学の文法
24.マスメディアの中のファインアート、文学
25.ものをつくるということ、表現するということ
26~30.まとめの個別発表

テキスト及びサブテキスト:プリント配布
■成績評価:受講態度、発表内容、ならびにまとめのレポートによる総合評価

■オフィスアワー:月~水・12:10~13:00