英米文芸学研究I (堀 邦維)

通年 4単位 前期課程1・2年 選択必修科目 研究・創作部門



■授業のねらい
 モダニズム(アヴァンギャルド芸術)論の同時代批評としては白眉であるClement Greenbergの“Avant-garde and Kitsch”(1939)の原文を読んだうえで、20世紀前半の芸術全般と文学の状況を考える。アメリカ文学だけでなく、広くヨーロッパ文学や日本文学まで射程に入れていくつもりである。


■指導方針
 本格派の評論を英文で読む作業をともなうが、なかには英語を読むのが得意ではない学生も含まれると思うので、詳しい解説を加えながら進めていく。受講する側も、できるだけ丹念に辞典をひいて何が書いてあるか、どのような論の組み立てでどのように論が展開されるのかを実感してほしい。関連する作品や評論は翻訳でもよいから実際に読んでもらいたい。日本文学では、新感覚派や近代文学派が関連を持つことになるだろう。


■授業及び指導計画


<前学期>
Clement Greenbergの“Avant-garde and Kitsch”(1939)の原文を丹念に読み進む。文中の用語や固有名詞を調べていくことで、当時の芸術思想の枠組みを捉えなおすことになる。関連する評論も適宜紹介していくので、それもあわせて読んでもらう。関連評論に関しては、授業で報告してもらうことにする。


<後学期>
前期で蓄積した批評の訓練を、実際の作品に応用していく。外国作品と日本の作品を実際に読んでもらい、それについて教室で論じ合うという方法をとる。指定の作品は必ず全員読んでくることが前提となる。具体的な作品は、欧米と日本のモダニストの作品の中から、学生の意見も聞きながら決めていく。


■テキスト及びサブテキスト:
Clement Greenbergの“Avant-garde and Kitsch”(1939)のプリント
上記以外は授業中に指定する。


■成績評価:授業への参加状況と発表内容に基づいて評価する。


■オフィスアワー:火曜:午後1時から3時(所沢)
         水曜:午後4時から6時(江古田)
         金曜:午後1時から3時(江古田)


■E-mail:hori.kunishige@nihon-u.ac.jp